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六月病 

5月病ならぬ「6月病」が増えている。
朝起きられない、やる気が出ないなどが主な症状で、新社会人に多く、放置するとうつ病などにつながることもある。どう対処すればいいのでしょうか。

昨年6月上旬、東京都世田谷区の「成城墨岡クリニック」(神経科、神経内科)を会社員の女性(22)が訪れた。表情がさえず、疲れた様子で「朝なかなか起きられず、食欲もない。気持ちが落ち込んで、会社を3日休んでいる」と訴えました。

墨岡孝院長が事情を聴くと女性は「入社した職場が理想と違う」と打ち明け始めた。
聞けば都内の有名私大を卒業して大手商社に入ったばかりなのです。4月は新人研修を受け、5月になって希望通りの為替部門に配属され意気込んでいましたが、同月末ごろから理想とのギャップを感じ始めたということです。女性は「続ける自信がない。退職も考えている」と打ち明けたのです。

墨岡院長は「環境の変化による外因性の抑うつ状態」と診断してカウンセリングと抗うつ剤で治療しました。
女性は3週間後に職場に戻って、週1度のカウンセリングを半年間続けて回復しました。
「典型的な6月病です。早く手を打てて重症化を防げた」と墨岡院長は振り返る。

今年も同様の症状で受診した人は4月の4-5人から、5月には20人を超えたそうです。
「6月はさらに多くなるだろう」と予測しています。

6月病は▽だるい▽眠れない▽起きられない▽食欲不振-などの原因がはっきりしない症状が中心で、
うつ病などに発展することもあるそうです。5月に大学生が訴える例が多く「5月病」と呼ばれていましたが、
ここ数年は社員研修を終えて職場に配属され、仕事の厳しさに直面する6月に、新社会人に目立つといいます。

昨年、東京労災病院(東京都大田区)に寄せられた勤労者からの電話相談件数は、5月は71件、6月は84件に上りました。今年も4月の77件を5月は上回りそうで、6月に向け増加しているそうです。

6月病について、東京カウンセリングセンターの菅野泰蔵所長(臨床心理士)は
「学生時代は競争意識をさほど持たないが、社会人は評価を意識する。4月は張り切っていても
5月の連休で緊張が緩むと、気持ちを戻すのは難しくなる」と分析。
「6月は天候が悪い上に祝日がないため、1年で最も過ごしづらい時期」とも説明する。

墨岡院長も「日照時間の変化などからホルモンバランスが変わり、体調も情緒も崩れやすい」と
季節的な要因を指摘する。

対処法について、日本産業カウンセラー協会東京支部の西田治子相談事業部長は
「『できる人』と思われたい気持ちも引き金になる。仕事は1つずつ覚えていけばいい」と話し、
「元気が出ないときは1人で抱えずに相談して」と呼びかける。
各地の労災病院でも「心の電話相談」を無料で行っている。

墨岡院長は「気分転換をしても気持ちが晴れなかったり、それ自体がおっくうになったら危険信号。
そうなる前に1日に20分程度はリラックスできる時間を確保することも必要」と助言する。

◎ソース 東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007060190075249.html






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